シングルマザーにとってのWebライターの魅力とは
「Webライター」はシングルマザーにとって、育児と仕事の両立を目指しながらスキルアップし、安定した収入を得るための魅力的な選択肢です。
PC1台あればどこでも働け、自分のペースでスキルを磨きながら、育てが終わっても長期的に活躍できる将来性があります。
例えば、家事育児のスキマ時間に少しずつリサーチしたり、ライティングの勉強をすることも可能です。Webライティングのスキルが身に付けば、記事執筆だけでなく、ブログやSNS運営といった新しい収入源も広がります。
Webライターは、シングルマザーにとって「自由」と「成長」の両立を叶えてくれる仕事です。Webライターの魅力と、長く活躍していくためのスキルアップの道を、この記事でご紹介します。
まずは、私自身のキャリアの軌跡から見ていきましょう。
自分のキャリアの軌跡と、その過程で感じたこと
正社員から時短社員へ(リモートワークの開始)
出産後、育児と仕事の両立のために時短勤務を選択。当時は片道約1時間かけて毎日通勤していました。ワンオペ育児で時間はギリギリでしたが、何とかこなしている状態です。
新卒から長く働いてきた職場で、好きな仕事と信頼できる仲間がいたため、転職を考えることはありませんでした。
コロナ禍ではリモートワークが導入され、正社員として時短リモート勤務が可能になりました。リモートワークのおかげで、フルタイム勤務への道も見えてきたように感じました。しかし、コロナが収束するとリモートワークも解除となり、再び片道約1時間の通勤が始まります。
パートタイマーでフルリモートへ
子どもが年少のころから、たびたび「行きしぶり」が見られていましたが何とか乗り越えてきました。しかし、年中の秋ごろから行きしぶりが酷く遅刻や欠勤が続くようになって、仕事にも影響が出始めたため、思い切ってパートタイムでのフルリモート勤務に切り替えました。通勤がなくなり、勤務時間も10時~17時にしたことで、行きしぶりにも余裕を持って対応できるようになります。
こうして「これで生活が楽になる!」と感じたのも束の間。正社員のころとは違い、単純作業がメインの業務内容に悩むようになりました。「私は何のために仕事をしているのか?」と自問する日々が始まりまります。
業務委託契約でフルリモートへ
少しずつ転職活動を始め、これまでの経歴を活かしつつ自分の好きな仕事を探しました。
すると、前職よりも時間の自由度が高く、好きな時に働ける仕事に出会い、転職を決意します。9時~24時の間で好きな時間にシフトを組め、スキルアップも可能な環境は、理想的でとても満足していました。
フリーランスWebライターとしての現在
しかし、新たな困難が待ち受けていました。
行きしぶりを繰り返していた子どもがついに不登園児となり、自宅保育を余儀なくされたのです。この状況下では日中まともに勤務することが難しく、子どもが寝た後、毎晩24時まで溜まった仕事をこなしていました。しかし、体調を崩したことで、この生活の継続は現実的ではないと判断せざるを得ませんでした。
そこからさまざまな可能性を模索した結果、現在の「Webライター」という道に辿り着きます。
そしてPC1台あれば家中どこでも仕事ができ、始めてみると意外にもスマホだけでこなせるタスクも多いことに気づきました。
家事育児の合間の5分程度の隙間時間、病院の待ち時間、料理をしながら、子どもを見守りながら—こうした時間を活用して仕事ができるのです。今までのどの仕事よりも、現在のライフスタイルに合った働き方だと実感しています!
Webライターとしての魅力に迫る
家事・育児と両立しやすい柔軟な働き方
自分のペースで働けるため、生活のリズムに合わせて柔軟に調整が可能です。
例えば、スキマ時間にスマホ1台でこのようなタスクがこなせます。
- 案件探し
- 案件への応募、クライアントとのやりとり
- リサーチ
- 記事のタイトルと構成案作成
- 構成案の内容を箇条書きでメモ
- 画像選定、アイキャッチ画像作成
- 素材の写真撮影
スマホでできないのは、
打合せと記事執筆くらい!!!!
初期費用はゼロ円
Webライターを始めるにあたって、すでにパソコンを持っていたため、実際の初期費用はゼロ円。のちに必要な知識に気づきメルカリなど中古本を数冊購入しました。一方、ブログ運営には若干の初期費用がかかっています。
年齢や経験がむしろ武器になる
文章に深みが出たり、実生活の経験がライティングに活かされるため、年齢を問わず活躍できる職業です。
実は10年ほど前、一度Webライティングに片足(の親指すこし)を突っ込んだことがありましたが、右も左も全く分からずすぐに挫折しました。特別なスキルや経験を持っている人だけが始められる職業だと、とても敷居が高く感じていたのを覚えています。
今やってみて思うのは、やり方さえ分かれば年齢も職業も関係なく、誰にでも可能性のある仕事だということです。それぞれが生きてきたストーリーそのものが、この世界で生きる武器になるのだと強く感じています。
子育て期間はもちろん、子育てが終わって第二の人生を歩むときも、おばあちゃんになっても自宅でお仕事している自分を想像すると、思わずニヤニヤしてしまいます。
40年後の未来、どんな世界だろうか・・
自己成長や自己表現の機会が得られる
新しい分野に挑戦し、自分の興味に合わせて執筆を続けることで、知識が増え、自己成長につながっています。
私はもともと話すことも、気持ちを言葉にすることも、状況を説明することも得意ではありません。むしろ苦手なほうです。しかし、記事を書くことで自己理解が深まり、徹底的なリサーチを通じて物事を明確に理解できるようになりました。
「これまで曖昧だった景色が言葉として整理され、はっきりと見えるようになった」という感動体験が今の私を突き動かす原動力にもなっています。
Webライターとして始めるためのゼロイチ4選
1.ゼロから初心者になる:基本スキルの習得
どれも実践の中で、改めて大切だと実感した「超」基本的なスキルです。社会人を経験されている方は、すでに習得されている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
一つでも自信があるものがあれば、ライターとしての素地がある!
- 積極的な挑戦力:気になる案件には物怖じせずどんどん応募し、経験を積みながら自信を高めていきます。
- リサーチ力:正確で信頼性の高い情報を集め、読者にわかりやすく伝えるための基礎スキルです。
- タイムマネジメント:納期を守りつつ効率的に作業を進め、複数の案件にも対応できるスケジュール管理が欠かせません。
- コミュニケーション能力:クライアントの意図を正確に理解し、円滑に報告・質問を行う力です。
- 自己評価力:今の実力を客観的に把握し、成長するための改善点を見つける力も大切です。
- 継続的な学習力:SEOやライティングスキルなど、新しい知識を学び続け、スキルアップを目指す姿勢です。
2.スキルアップのための自己投資
私はYouTube、無料講座、書籍、chatGPTをフル活用してます!
ただ見たり読んだりするのではなく、大切だと思う箇所にはどんどんマーキングしたり、ルーズリーフに手書きで整理したりしています。
最初は「ふむふむ。参考になるな」と思っても、翌朝にはすっかり忘れていることが多かったので、即座にアウトプットするスタイルで知識を吸収して実践に生かしています。
3.得意分野を見つけて専門性を高める
「得意分野なんて自分にはない」と感じましたか?いえ、そんなことはありません。
頭に浮かんだものがあっても「自分なんてまだまだ」と思ったり、「経験はあるけど得意と言えるかは微妙かな」と感じることはありませんか?実は、それこそが「得意分野の芽」なのです。
ネガティブな内容でも、「ちょっと気になっている」くらいのことでも大丈夫です。こうした「芽」が、記事執筆のスキルを磨くきっかけになります。
まずは、好きなこと、経験したこと、気になることを30項目ほど書き出してみましょう。
・観葉植物を育てたことがある
・転職をしたことがある
・引越し経験が多い
・間取り図が好き
・マッチングアプリを使用したことがある
・おもちゃを手作りしたことがある
・マニュアルを作ったことがある
・離婚経験がある
私はこれらに関する案件に応募でき、実際に「経験がある」「気になっている」ことはリサーチ力が加速します。その結果、以前よりも詳しくなりましたし、きっと、その繰り返しで専門性が高まるのです。
4.安定的な収入を得るためのクライアントとの関係構築
★リピーターを増やすための信頼関係は、以下の点に注意すると良いでしょう。
- クライアントの意図を正確に理解する
- 丁寧なコミュニケーション
- 小さなリクエストにも誠実に対応する
- 安定した品質を提供する
Webライターにとって、納品する「記事」こそがクライアントへの提供物であり、対価となるものです。クライアントが求める内容をしっかり理解できていないと、意図と違うものを納品してしまい、修正に手間がかかり、結果的に収入が減ることにもつながります。
そのため、疑問点が残らないように打ち合わせや質問を重ねることがとても重要です。
★納期管理の重要性を理解し、「こういう場合はこう対処する」などあらかじめ想定できることは対策をとっておくと良いでしょう。
- スケジュールをしっかり把握する
- 早めの作業開始でリスク回避
- もし間に合わない場合は早めに報告
スケジュール管理をするためにも、今自分がリサーチにどれだけ時間をかけていて、執筆にどれくらいまとまった時間が必要なのかを把握しておくのは大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
PC一台あればどこでも働けて、自分の経験を活かしながら好きな時間に仕事ができる。それが「Webライターという仕事の魅力」です。育児も、仕事も、スキルアップも、自分磨きも、家庭も…何一つあきらめたくない!何も犠牲にせず、自分を大切にしたい!そんな想いでたどり着いたのがこの道です。
シングルマザーだからといって、何かを犠牲にするのが当たり前ではないはず。むしろ、失ったものが多いからこそ、これからはもっと自由に、豊かに、自分がやりたいことに挑戦していきたいと思っています。
そして何より、「仕事が楽しい」と感じる自分に出会えたことに驚いていますが、「私は何のために働いているのか?」という問いへの答えが一つ見つかったように感じています。これが、自分らしい働き方の姿だと思います。
この記事を通して、あなたの挑戦を心から応援しています!少しでもお役に立てれば幸いです。